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あらすじ
ある日目覚めるとネコになっていた。
そしてネコとして過ごすお話。
実は一年間ネコとして過ごしている?
何となく読んでいると見過ごしてしまいそうですが一日を描いているのではなく、おそらく一年を描いていると思います。
理由は‥
①春夏秋冬それぞれを表すモノが描かれている。
最初は桜(春)が咲いている道を歩き、トマト(夏)が実り入道雲(夏)がある道を通り、柿(秋)が実った場所も通り、木が枯れている(冬)道を通って家に入ると「暖かい。」と言う。
これらを踏まえると一日と考えるのは無理がある。つまり主人公は一年間ネコとして過ごしている可能性があります。(ネコになった夢を見ていて一年間を一瞬で見た可能性も十分ありますが)
②一言も一日なんて言っていない。
本や小説でもあることですが、実は時間軸がずれていて “今” と “10年先” の話をまるで同じ時間軸の話のように見せかけたりする仕掛けはたまにあります。
それと同じようにわざとハッキリ説明していないで勝手に勘違いしてもらうようにして事実を知ってビックリするパターンですね。
事実を知ると「確かに一言も言ってなかった‥。」となるので作者さんのセンスを感じます。
この2つの理由からネコとして一年間過ごしていた可能性が高いと思います。
まとめ
考えれば考えるほど一年間ネコとして過ごしたと思えてきます。
