取り組み方
まずはグループ分けをします。今回はがらがらどんか恐ろしい妖精だけなので分けにくい面はあります。特に恐ろしい妖精は子どもがするのか保育者がするのかで意見が分かれそうですね。恐ろしい妖精を保育者がすると登場時間の配分、フォローのしやすさから個人的には良いと思います。なので今回は恐ろしい妖精を保育者がするやり方で話をさせてもらいます。
がらがらどんはキャラと体格が違うので好きなヤギを子どもたちが選ぶやり方で決めましょう。それが難しそうなら保育者が割り当てましょう。
次は大道具です。
橋は幅が広くてがらがらどん(子どもたち)が乗れたら良いのですがなかなか都合の良い物は無いので、保育園などで置いていることが多い平均台を橋にするのが無難かもしれません。この場合は橋(平均台)に乗って恐ろしい妖精とやり取りするのではなく橋の手前でやり取りをしてから橋(平均台)を通るやり方にします。
それと恐ろしい妖精が隠れる場所を用意します。絵本の舞台が山なので、山の大道具を作りその後ろに隠れるのがいいと思います。ここでも保育者が恐ろしい妖精をすればそこまで大きい山にしなくてもいい利点があります。(子どもが恐ろしい妖精をする場合、ある程度の幅と広さが必要なので大きい山を作らないといけないので移動させる時が大変です。もし子どもがするなら舞台の隅っこに山を配置して山がまだ続いているように見せて舞台の袖(そで)を子どもたちの待機場所にしましょう。)
次は話の流れです。①保育者がナレーションで状況を説明する。②橋をがらがらどんが通るのを恐ろしい妖精が邪魔をする。③大きいやぎのがらがらどんが恐ろしい妖精を倒して全員草(ご飯)を食べることができた。‥です。
①は保育者がナレーションを入れるので絵本の通りでもいいと思います。
②はそれぞれのキャラで恐ろしい妖精のいる橋を通り抜けられるかが重要です。小さいやぎのがらがらどんは身体が小さいことを活かして通り抜け、中くらいのやぎのがらがらどんは妖精を軽く流す感じで通り抜け、大きいやぎのがらがらどんは今の感覚では表現がきつい感じですが強さで妖精を倒しています。(昔の表現が間違っているとかではありません。昔は昔の当たり前があるので今の感覚で否定するものではありません。それに、 “良くない(と言われる)モノは見せない” をすれば良いというものではありません。良くない(と言われる)モノでも現実を知るためには見せることも大事なのです。)
この絵本の通りにするのも手ですがキャラはグループで独自に出してもいいと思います。保育者の声掛けや子どものその時の反応で臨機応変に対応しないといけない大変さとリスクはありますが面白みはあります。
例えば妖精が「橋をカタコトいわせているのは誰だ?」と聞くと小さいやぎのがらがらどんが「‥。」と黙っていて、妖精が「なんだ気のせいか‥。」とするなどグループで対応を話し合って事前に作戦を決めておくのもありですね。そうすればグループごとに味も出ますし自分たちで考える力も養えます。ここでの注意点は子どもたちの言葉をできるだけ引き出し、保護者に声が届くようにすることです。声が届かなければ保護者からは何をしているのかわからなくなります。なので発表会の場所が広い場合はマイクをセットするのが理想ですが、声が届きそうなら生の声でいくのがいいでしょう。
また、2歳児では難しいかもしれませんが3歳児なら取り組みの時に橋を通れない日があってもいいと思います。そうすれば通れないとどうなるか?を子どもたちと話しをし、次は作戦を変えて通れるように子どもたちが考えて頑張ろうという姿勢に繋がりますし取り組み中に飽きてしまうことも防げます。(あるいは取り組み中は成功せず発表会当日だけ成功するようにして子どもたちが自然な姿で喜びを表現するようにするのも手です。)
ただ問題もあります。結果的に作戦を何回も変えているとその場で作戦とは違う方向に動く子どもが出てくるかもしれません。真面目に考えてしているなら悪くないと思いますがそうなると保育者が上手く対応できるか?内容的に修正できる範囲か?という問題が発生します。もしするなら妖精はクラスで一番役職が上の保育者がするのが無難です。そうすれば何かあっても対応がしやすいと思います。
③も少し変えてもいいかもしれません。現代的にするなら大きいやぎのがらがらどんと妖精が勝負をすることなく話し合いをして橋を通れるようにするのも手かもしれません。何故通れるようになるかの理由が必要なのが難しいところですが‥。
最後はがらがらどん全員が草(ご飯)を食べて終わります。食べながらナレーションで「無事草を食べることができました。」で舞台の幕を締めるでも良いですね。もしくは草を食べて「ごちそうさま。」そして手を振って「バイバイ。」か「おしまい。」でも良いと思います。
まとめ
②で子どもたちの言葉を引き出し、保護者に届くようにすることが大事。また、グループごとに味が出るようにアレンジしてもいい。
取り組み中、橋を通れない時があっても良い。そうすれば自分たちで考える力が養え、飽きることも防げる。


