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アートとマックス

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あらすじ

友だちが人物画を描いているところに主人公がやってきます。

主人公も一緒に描くことになりますが白い画用紙を渡されても何を描いていいのかわからない。

そこで「僕を描けばどう?」と友だちが提案すると主人公は友だちの身体に絵を描き始め‥。

本当の自由とは?

この絵本を読んで最初に思ったのは “気付かないうちに当たり前があって、その当たり前を前提に行動している。” ということです。

主人公は白い画用紙を渡されていたので私は “白い画用紙に友だちを描くだろう。” と思いました。

しかし主人公は友だちに絵を描き始めます。

友だちもきっと「 (白い画用紙に) 僕を描けばどう?」と言ったつもりだったと思いますが主人公は “絵は紙 (この場合は白い画用紙) などに描く” という前提がなかったのでしょう。だから友だち自身に描いたのだと思います。

友だちからしたら迷惑でしかないと思いますが主人公からしたら、そんな前提がないのと、絵を描いている時の様子からすると楽しくて仕方ないように見えます。

この絵本の場合は絵の具を友だちに塗るので良いとは言えないですが、広い意味で考えると “当たり前に縛られず本当の意味で自由に在るべきだ” というメッセージを感じました。

まとめ

私たちは自然と自分にとっての当たり前を前提に行動しています。

それ自体は良いことです。なぜなら一つ一つ意味を考え、 “その当たり前は本当に当たり前でいいのか?”を考えていては、どれだけ時間があっても足りなくなってしまいます。

ですが時々でもいいので “その当たり前は本当に当たり前でいいのか?” と自分に問いかけて、考えが凝り固まっていないか考えることは大事なことです。

この絵本はその問いかけをしてくれる良い絵本です。



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