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あらすじ
ある国の王様になったライオンが “自分は偉い” と思い込み勝手な命令を出して動物たちを苦しめ、その怒りを逸(そ)らすために戦争をしていた。
その頃ギリという小鳥が生まれます。
ギリは王様の冠(かんむり)を取って他の動物たちの頭に乗せますが、その動物たちも勝手なことを言うようになるお話。
権力を持つようになると傲慢になりやすい。
冠は権力の象徴として描かれています。
だから冠を被っただけで勝手なことを言うようになります。
これは決して他人事ではないと感じます。
もし権力者になったら自分が決められることが増えます。逆らう人もいるでしょうが下の立場の時より少なくなり、逆らう人を不当に冷遇して低い立場にすることもできます。
権力者になる前は “そんなことしない!” と思っていても実際に権力者になると、気付かないうちに少しずつ思い上がるようになり傲慢になっていきやすいものです。
それを防ぐためにはどうしたら良いのか‥。残念ですが私は答えを持ち合わせていません。そもそも答えがあるのかどうかもわかりません。
でも “自分は傲慢になっていないか?” と問い続けることはできると思います。
まとめ
権力者になることは悪いことではありません。努力を積み重ねた結果、権力者になれたのでしょうから誇っていいことです。
でも何をしてもいいということではない。
それを教えてくれる絵本です。
