取り組み方
発表会当日は3歳児の発表会よりも保育者が舞台に出ないようにします。何故なら子どもたちだけでできることが増えてくるからです。
もちろん配慮がいる子どもには保育者が付いていいと思うのでクラスによって違っていいです。
(絵本の選び方)
まずクラスに育ってほしい力を意識した絵本を候補に選ぶと良いと思います。(4歳児からという意味ではありません。4歳児以下でもしていいと思います。)
例えばクラスとしてまとまりがなければ “協力して力を合わせて困難に立ち向かうお話” の絵本を候補に選んだり、お友だちとのトラブルが多いクラスなら “相手の立場に立って考えることの大切さのお話” など今このクラスに育ってほしい力を意識した絵本を候補にするのです。
そうすることによってクラスとしても一つ成長することができると思います。
そして問題は “絵本を子どもたちに選んでもらうのか?それとも保育者が選んでしまうのか?” です。
(子どもに選んでもらう場合)
完全に子どもたちに丸投げする訳にはいかないので候補は保育者が選んでいいと思います。
しかし問題は絵本を決める時に保育者が候補をどこまで選ぶか?ということです。
つまり保育者の思いで選んだ絵本だけを子どもたちに提案するのを良しとするのか?という問題です。これは子どもの大好きな絵本を候補に入れることである程度解消するでしょう。
しかし子どもたちが大好きな絵本を候補に入れるとその絵本に決定してしまいそうです。だからといって保育者が選んだあまり反応のなかった絵本を候補に入れても選んでもらえない可能性が高い‥。候補の絵本と子どもたちが大好きな絵本が合致していればいいのですが現実はそう甘くありません。
保育者によって考え方も全然違うので答えはありません。しかし保育者が悩んで答えを出すことによって保育者は次に繋がる何かを得られます。そうやって経験を積んで保育者自身も成長していくものなのです。
(保育者が選んだ絵本を提案する場合)
今まで読んでいた中で反応も良く子どもたちに育ってほしいことも含まれているのを一冊子どもたちに提案するのもいいでしょう。
提案して拒否される可能性もありますが別の絵本を子どもたちに再提案すればどれかはヒットするでしょう。
注意点としては子どもたちが保育者の出す空気を読んで決めることです。それだと積極的な取り組みにも繋がらないですし楽しくない取り組みになる可能性があります。
何事もそうですが発表会当日の結果だけでなく、取り組みを通して何を得られたのか?も大事です。なのでこのやり方をする場合は子どもの様子をしっかり見て “選ばされる” ことがないようにしましょう。
(絵本の掘り下げ方)
4歳児になると絵本の掘り下げの度合いを少し深くしていきます。
3歳児は話し合いをして “なんとなく理解したかな?” で大丈夫と思います。でも4歳児になれば少しずつ共通の認識を持って取り組むことができるようになってきます。
みんなで話し合いをして “この役はこういう気持ちでこういうセリフを言う” と共通の理解で取り組むことにより発表会に深みが生まれます。
確かにクラスの状況や子どもの人数、時間などの関係でどこまでできるかわかりませんし上手くいくかもわかりません。しかし全く話し合いもせず絵本の内容を理解せず登場人物の気持ちも考えないでする発表会には深みはありません。
話を掘り下げることは若手の保育者なら尚更(なおさら)ですがベテランの保育者でも毎回上手くいくものではないと思います。
保育者の力量も問われるものになりますが子どもたちのことを理解し適切な関わりをすれば良い方向へ向かうでしょう。
見せ方
見せ方は保育者の考え方次第でいいと思います。
発表会に集中して欲しければ保護者は見えにくいようにし、保護者が見ていても頑張れる姿を見せたいなら保護者が見えるようにしてもいいと思います。
あとはセリフがハッキリ聞こえるようにマイクで拾えるようにできればベストです。
とはいえ舞台が広くない場合なら子どもたちが声をしっかり出せるように取り組めば大丈夫と思います。それに生の声の方が迫力が伝わりマイクによる音割れの心配もないので良いと思います。
まとめ
クラスとして育ってほしい力を考えて絵本の候補を選び、話し合いをすることにより内容はより深く理解できる。
それにより見ている人たちにも伝わる良い発表会になることでしょう。
4歳児の発表会案です。
