おとなのたまごにいちゃん

あらすじ

“たまごにいちゃん”というヒヨコさんがいました。

ある朝、目覚めると頭に殻は乗っているが身体が大人になっていた”たまごにいちゃん”。周りの大人や友だちと会っているうちに、突然友だちがドンドン大きくなってパニック！

でもそれは夢で、本当の夢から覚めて話は終わります。

成長する時に経験する葛藤と失敗

“たまごにいちゃん”は夢の中で大人になった喜びと、まだ子どもでいたい気持ちが描かれています。この気持ちは大なり小なり経験はあると思います。大人に依存していた存在から自立した大人へとなるには沢山の葛藤と失敗を積み重ねて自分の答えを見つけていくことだと思います。

失敗しても改善してみて上手くいったり、本や実体験を通して学んだり、悩んでも答えが出ずに諦めたり、何か夢中になって悩みが悩みでなくなったり‥。それぞれ違う答えではありますが、どれも間違っていない一つの答えです。(“答えが無い”というのも一つの答えだと思います。)

そうやって葛藤と失敗を積み重ねるという地道なことこそが成長だと思います。

まとめ

葛藤と失敗があるからこそ人は成長し大人になっていくことを伝えてくれる絵本です。