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ちこくのりゆう

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あらすじ

男の子が学校に遅刻した理由 (現実ではありえないような事が起きた) を説明する絵本。

理由も大事だが、その前に‥。

男の子がなぜ学校に遅刻してしまったのか理由を説明するだけのお話です。内容が現実的ではないので単純に考えると本当ではないと思ってしまうような内容です。

“学校へ行く道中で考えたのか?” “そうだったらいいのになと思いながら説明しているのか?” “本当は寝ていて夢の内容を話しているのか?” “本当にそうなのか?” 色々想像はできますが本当のところはわかりません。

確かに理由は大事です。過程を説明しないとわからないのも事実ですし、理由が本当なら何故そういうことが起こったのかを考える必要があるからです。

ですがハッキリ言えるのは遅刻してしまったという事実です。

この絵本では “本当” か “本当ではない” かはハッキリしていないので何とも言えませんが遅刻した事実は変わりません。

なので、まずは遅刻したことを謝るのが筋ではないでしょうか?その後に理由を伝えるべきではないでしょうか?

現実は、どれだけ正当な理由で本当の事だったとしても取り返しのつかない状態になることはあります。そんな時に、理由をダラダラと言って謝りもしなければ心象は悪いですし、悪いと思っていないと相手は感じます。

こういう緊急事態の時にこそ本当の自分が出てきます。自分に染み付いている考え方が、態度や言葉や身振り手振りに現れて相手に伝わります。これは良い面も伝わりますが同時に悪い面も伝わります。

まだ小学生と思われ、まだまだ成長途中なので今後の男の子が良い方向に成長してくれることを願っています。

まとめ

理由も大事です。

しかし、現実に起きたことを受け止めて何をしないといけないのかを考えないといけません。

現実を受け止められるように自分自身を成長させなければいけないと思わせてくれる絵本です。



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