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あらすじ
主人公(保育園に通っているぐらいの女の子)が目を覚まして家族を見に行くと、みんな忙しそう。でも祖母だけは優しく接してくれました。
少ししてからお母さんと買い物に行くが、静かに待てなかったようでお母さんに怒られる。(主人公としては静かにしていたつもり)
でも家に帰るとお母さんが「ごめんね。」と言って謝りギュッと抱きしめてくれるお話。
忙しいは心が亡くなると書く。
忙しいという漢字は “心が亡くなる” と書きます。
この絵本を読むとそれを強く感じます。
お父さんもお母さんもお姉ちゃんもみんな忙しくて主人公の相手をする余裕がないのです。おばあちゃんはバスを待っている時間だったのと孫が可愛いから優しくしてくれたのしょう。
おばあちゃん以外は仕方がないと言えばそうなのですが、こうやって絵本の登場人物と自分を重ねると「優しくしたい気持ちはあるけど‥でも、そんな余裕ないから優しくなんかできないし‥。」とモヤモヤした気持ちになります。
でも別の見方をすると忙しい理由は社会にあるという考え方もあります。
生活をするためにはお金を稼がないといけない→お金を稼ぐためには働かないといけない→働く時間も長くないと生活できない→だから時間的余裕がない→余裕がないからイライラする→イライラするから人や物を雑に扱う→雑に扱われた周りもイライラする‥。
つまり余裕のない社会システムが悪いという考え方で個人は悪くないという考え方です。
この考え方が正しいかどうかは意見が分かれると思いますが、一つの考え方として知っておくのは良いことだと思います。
まとめ
自分の日々の行動を振り返るヒントになる絵本です。
