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あらすじ
心臓もヒゲも21日もの間、何も食べられず死にそうでした。そんな22日目に心臓とヒゲは出会い、ヒゲが心臓を食べようと追いかけます。
心臓は男に飲み込んでもらい左胸に隠れます。ヒゲも飲み込んでもらおうとしますが「お腹いっぱいで飲み込めない。」と言われたのでヒゲは「口の周りで待たせてくれ。」と言って顎(あご)に張り付いた。
それから男にはヒゲが生え、心臓は左胸でドキドキするようになった。‥というお話。
設定が面白いしリアル。
絵本を読んでの最初の印象は設定が面白いことです。
心臓とヒゲが主人公で、心臓が左胸でドキドキしている理由やヒゲが顎にある理由が面白いと感じました。
そして再話の方が最後のページでアフリカの現状や伝えたいことを書いているのを読んで感じたのは格差です。
日本では嫌いな食べ物は食べなくてもいいというのが当たり前な感じがします。大人なら買わないし、子どもも無理矢理食べさせないのが今の国の方針です。
しかし世界に目を向けると、そんな贅沢な状況の人達ばかりではありません。今日生きる為の水や食糧を確保するのもやっとの状況で好き嫌いなど言っている場合ではない人達も沢山います。
そこには格差という問題が横たわっているのです。
格差なんていう大きな問題では自分にできることはないと思うかもしれません。しかし、そんなことはありません。この絵本を読むことも一つの “できること” です。
まずは知らないと何もわからないからです。
そして、知ることから始まり、興味を持ち、調べて、考えて、行動するに繋がっていくのです。
まとめ
アフリカを知る一つのキッカケになれば嬉しいです。
本で知ることも大事です。そして現地に行って肌で感じることも大事です。
