あらすじ
南極に泳ぐのが大好きなペンギンと北極に潜るのが大好きなパングワンがいました。
パングワンから手紙が届いたので返事を書いてから船を作って北極へ出発するペンギン。
いろいろあったが何とか北極へ着いてパングワンと会い、仲良くなり別れたくなくなったので船の会社を作っていつでも誰でも北極と南極を行き来できるようにするお話。
(パングワンは絶滅した動物で鳥の一種だそうです。調べても詳しくはわからなかったので正確な情報ではないかもしれません。申し訳ありません。)
気になる点がいくつか‥。
読んでいるといくつか気になる点が‥
①何故お互いを知っていたのか?
北極と南極に住んでいるのにお互いを知っていた。
手紙の行き来はあったようなのでそこから知り合ったと考えるのが妥当な気が‥。
もう一つ可能性があるのは手紙以外に情報誌みたいな物も行き来していてペンギンやパングワン達が紹介されているとか?
‥どれだけ考えても可能性の域を出ない話ですね。
②北極から南極まで2〜3日で着く?
絵本で描いていることを前提にすれば6月30日に書かれた手紙の返事を7月2日に書いている。都合良く考えて最短2日、最長3日で届いたということになる。
北極から南極まで約2万キロ(キリがいいのはキロが地球を基準に考えられているから)。ペンギンの泳ぐ最高時速は30キロ以上だそうなので限界を超えて時速40キロを不眠不休で20日以上かかる計算になる‥。
船でも無理そうで、飛行機なら可能みたいです。
もう一つ可能性がありました。一年ちょっとかかって届いた可能性です。ただそうなると往復二年かかることになる。ペンギンの寿命は自然界や飼育環境、種類にもよるそうですが40年以上生きたペンギンもいるようなので仮に50年としたら25往復‥。会うなら問題無いが手紙だと少ない気がする‥。
③手紙の行き来はあってもペンギンやパングワンの行き来はなかった?
船の会社を作って誰でも行き来できるようになったと書いているので今までは無かったということでしょう。でも手紙の行き来はあった‥。
可能性としては小型で動物を乗せる余裕がなかった?動物を乗せると料金が割高で採算がとれない?手紙は慈善事業みたいなもので動物まで移動させるのは難しかった?‥これも可能性の域を出ませんね。
まとめ
この絵本が間違っているとか、おかしいと言いたいわけではありません。
別の世界で別の理論やモノが存在していると考えればいいだけなのです。マンガや小説でもよくあることです。
ついつい私が現実の世界を基準に考えてしまっているだけなのです。
北極や南極に行く旅行も良いですね。
