あらすじ
男の子がお父さんに「おうまさんしてー!」とお願いするところから始まります。
そしてクマさん、ウマさん、ゾウさん、恐竜さんに “おうまさん” をしてもらうお話。
いろいろ気になる点が‥。
この絵本は「おうまさんしてー!」とお願いすると “おうまさん” をしていた人や動物たちが全員 “おうまさん” に乗るので最終的に恐竜さんには子ども、お父さん、クマさん、ウマさん、ゾウさんが乗っています。
なので、いろいろ気になる点があります。
①ここがどこなのかがわからない。
背景が無いので家の中なのか外なのかがわかりません。
家の中なら動物たちが “おうまさん” をするだけのスペースが必要ですし、何より恐竜が “おうまさん” をするだけのスペースを確保するのは難しい。
家の外ならスペースの問題は消えても、お父さんが寝っ転がって登場しているので、くつろぎ過ぎ感が出ています。
でも総合的に家の外と考えるのが妥当だと思います。
②動物たちの身体の大きさが変化している?
「おうまさんしてー!」と言われた時の身体の大きさと “おうまさん” をしている時の身体の大きさが違う気がするのです。
これは読んでもらわないとわからないと思いますが絵にする時の都合で “おうまさん” をしている動物の方が大きくないと乗せられないのと、複数人乗るので乗せる側の動物を大きく描くしかないからだと思います。
③動物たちは飼っているのか?
動物たちは「おうまさんしてー!」とお願いされると快(こころよ)く引き受けてくれます。
ウマさんとゾウさんはあり得なくはないと思いますがクマさんは飼っていても乗せてくれるかわかりません。
恐竜さんの場合は最初何に乗っているのかわかっていない様子なので飼っているとも考えにくい。
つまり総合的に考えると野性のとても優しい動物たちなのでしょう。
まとめ
決して批判している訳ではありません。
ファンタジーの世界と考えて、割り切るのが良いのでしょうが設定や絵が上手く噛み合っていない感じがして気になってしまうのです。
