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4歳児、5歳児の発表会案 (いい一日ってなあに?)

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あらすじはこちらを読んでください。

目次

取り組み方

*この発表会案は少人数なら可能ですが10人ぐらいを超えると一人ひとりの “いい一日” を発表する時間を確保するのが難しい内容です。ご注意ください。

まず話の流れとしては①いい一日ってなんだろう?と子どもたちが思う。②保育者に聞いて回る。③自分なりの考えを発表する。‥です。

今回のねらいとしては[1]自分にとってのいい一日を考える。[2]自分の意見を大勢の前で発言する。[3]お友だちの答えが自分と違っても笑ったりしない。そして同意はしなくても意見を認める。‥です。

全部ねらいですが子どもたちそれぞれにとって重点は違います。それと [1] [2] はわかりやすいですが[3]は少しわかりにくいので補足します。

[3]がわかりにくいのは “認める” と “同意” を同じ意味合いで捉(とら)えてしまいやすいことが原因です。 “認める” は事実を認めたり本当のことだと思うことです。対して “同意” は賛成するという意味を含みます。つまり「あなたの意見は認めます。でも同意はできません。」という考え方で良いということです。この考えに慣れるには少し時間がかかると思いますが人生を生きていくうえで大事な考え方だと思います。説明する機会があれば伝えてあげてください。でも難しい内容なので無理に伝える必要はないと思います。(*もしかしたら言葉が正確ではないかもしれません。意味合いとして捉えてください。)

それではねらいを踏まえたうえで取り組み方を考えていきましょう。まず ① の “自分にとってのいい一日を考える” では “いい一日ってなあに?” の絵本を読んでからクラスでいい一日はどんな一日かを考えます。そして一人ひとりみんなの前で発表します。発表する前に「お友だちがお話している時は静かに聞く。自分が話している時に誰かがしゃべっているとお話が聞こえない。」「お友だちが言っていることを笑わない。笑われたら嫌な気持ちになるでしょ?お友だちが嫌な気持ちになることはしない。」など事前に聞く姿勢を伝えておきましょう。

すぐに発表できる子どももいると思いますが、なかなか発表したがらない子どももいると思います。なので最初は無理に発表しなくてもいいと思ってください。考えるキッカケを作れば充分です。「すぐに発表しないのはしっかり考えているから。ゆっくり考えていいよ。」などプレッシャーを与えない程度に声掛けをし、もし友だちに何か言われると思って言えない様子なら「発表したことを笑ったりしない。それぞれのいい一日があるんだから。」などみんなの前で発表しやすいようにも声掛けしておきましょう。それでもなかなか発表しない子どももいると思います。無理強いしても仕方ないので発表会当日も発表しない可能性を考えておきましょう。

またすぐに発表した子どもにも「もしかしたら、もっといい一日が思い浮かぶかもしれないからお家でも考えてみてね。」など声掛けして発表したから終わりにしないようにしましょう。取り組み中も “いい一日” がコロコロ変わる子どもがいてもいいと思います。その時夢中になっていることを言うのは悪いことではありません。一つの目標に向かって一直線に進むのも良いですが、いろいろなことに挑戦して視野を広げマルチに活躍するのも良いのです。ただ、ふざけて言っているようなら話は別です。真剣に取り組んでいる子どもに対して失礼ですし、あそんでいる場ではないことを伝える必要があります。

みんなの前での発表は取り組みをする中でするのでわざわざ取り組みの時間以外で発表する時間を作る必要はないと思います。その時間を作るぐらいなら戸外で自由にあそぶ時間を作ってあげてください。そうすることで積極的に発表会の取り組みをすることができ、同時に自由にあそべないことによる不満を発散することにも繋がります。

どうしても発表会前は保育者もバタバタしますが子どもたちも自分の好きなように過ごすことができないことでストレスや不満などマイナスな感情に引っ張られるものです。これ自体は悪いことではありません。小学校や中学校、高校、大人になっていくなかで自分が好きなことだけをするのはなかなか難しいことです。もちろん好きなことだけをして生きていけるなら良いのですが現実は経済的にも時間的にも好きなことをする時間は限られます。バランスの取り方を見つけるには実際に経験して、どう感じ、どうしたいか?そのためには何をすればいいか?を考えないといけません。そしてそれぞれがそれぞれの答えを見つけて生きていくしかありません。これは成長する一つの機会なのです。

話が逸(そ)れてしまいすみません。次は舞台での動き方です。①のいい一日ってなんだろうと思う場面は例えば‥子ども同士の会話で「昨日いい一日やってん。お寿司食べて帰る時に‥」と、いい一日だった話をします。すると他のお友だちが「何言ってるねん。俺のほうがもっといい一日やったし。昨日お母さんと買い物行った時に‥」と話をします。そしてまた別のお友だちが「良いな。でも、みんな言ってること違うけど本当のいい一日ってなんだろう?」と問いかけます。そして「よし!他の人にも聞いてみよう。」という流れです。

そして②の保育者に聞いて回る場面ですが保育園の中にいるという設定で考えたので保育者が適任だと思い保育者にしました。保育者の人数は3人ぐらいがいいと思います。2人だと数が少ない、4人だと時間が長いと思うからです。でもパパッと聞いて回るなら4人も可能だと思います。また保育者は別々の保育者がいいですが現実問題として他のクラスの保育者に手伝ってもらうのは気が引けたり取り組みに参加してもらうのは限界があります。なので複数担任なら担任の中でするのがベストです。無理なら一人の担任が帽子やサングラスなどで少し変装して対応するのが妥協点だと思います。また保育者に拘(こだわ)る必要はありません。地域と繋がりが深く、関わることが多いなら地域の方に聞きに行く設定にしてもいいと思います。今回は保育者で話を進めますが地域の方にするなら保育者を地域の方と思って読んでください。

子ども全員で保育者に聞きに行き、保育者に「いい一日ってなあに?」と聞き保育者が答えます。まさにいい一日を答える保育者もいれば本当にいい一日なの?と思うような答えを言う保育者もいるようにしたいですね。そうすれば子どもたちも発表しやすいですし実際いろいろな考えの人がいるのでそれを知る意味でも方向性の違う答えが理想です。例えば‥「家族で旅行に行って楽しい思い出を作ること。」や「一日家に引きこもってゲームをしながらポテチやケーキを沢山食べる日だよ。」や「部屋の掃除をして綺麗にした時が最高さ。」などと答えます。保育者が本当に思っていることの方が嬉しさや楽しさが自然と表現できるので良いのですが答えのバランスもあるので本当のことでなくても大丈夫です。

そして③では、それぞれが発表する前に子ども同士で話し合いをします。例えば‥「先生達言ってること全然違うな。」「でもみんな嬉しそうに話してたからいい一日なんやろな。」など話してから「せっかくやし、みんなのいい一日聞きたいから発表しない?」と言って一人ひとり発表を始める‥です。もし取り組み中にみんなの前で発表しない子どもがいる時は当日までに聞いておいて紙に書いておき当日保育者が難しいと判断した瞬間に紙を渡すやり方などが考えられます。あくまで一つの案なのでこれにする必要はありません。それよりも子どもが自分で発表するのが1番ですし、それが難しいなら子どもと話をして子どもが納得できるやり方を見つけるしかありません。

最後は話をまとめるために「これが僕たち私たちが考えたいい一日です。」と言って礼をして終わる‥です。

書いたことはあくまで例なので、このままする必要はありません。それよりも保育者がしっくりくるやり方で取り組んだ方が保育者自身にも良いことですし子どもたちにも伝わります。何故なら書いたことをそのまますると子どもに上手く伝えることができないですし保育者自身で考えないと発表会後に何が良くて何が悪かったかの改善点が見えません。もし失敗しても「このサイトで書いてることしたけど失敗したわ。こんなサイト最低や。もう使わんとこ。」で終わるだけで保育者として成長はしないですし、人としても成長に繋げることができません。なので是非保育者自身でしっかり考えてみてください。

いろいろ書きましたが基本的な考え方でも書いた通り発表会は子どもたちが作るものです。保育者のねらいややり方はありますが、それに拘(こだわ)ると子どもたちの発表会ではなくなってしまいます。ですが子どもに丸投げしていいという意味でもなく、保育者が適切に関わることによってより良い発表会になります。バランスが難しいですし正解もないことだと思います。

なので保育者の取り組む姿勢は “考え続ける” ことです。全員の正解はなくても自分の正解に近づけることはできると思います。

まとめ

子どもが自分にとってのいい一日を考えて発表する。

保育者は取り組み方を考え続けて自分なりの正解に近づけるようにする。



4歳児、5歳児の発表会案です。



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