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目次
あらすじ
カエルが一匹おりました。
カエルはサナギを食べた後、寝ていました。するとヘビに見つかって大慌て!
逃げて崖から落ちて鳥に食べられそうになりながらも何とか助かり、命拾いする‥。というお話。
みんな必死に生きている。
絵本の途中で食べられたと思っていたサナギが蝶になってカエルの口から出ていく場面があります。「何故消化されずに無事なんだ!?」と思う気持ちと「必死に生きようと諦めなかったから生きて帰れたんだな。」という二つの気持ちが湧いてきました。
サナギとカエル、カエルとヘビには明白な力関係があります。要は “どっちが強いか” がハッキリしています。
なので “気付かれないようにする” か “逃げる” かのどちらかの選択をしなくてはいけません。
個人的に最善は “気付かれないようにする” だと思うので “気付かれないようにし、気付かれたら逃げる” が正解な気がします。
話が逸(そ)れてしまいました‥。
何が言いたいかというと “みんな必死に生きている” ということです。
サナギは草むらで見つからないように周りの色に合わせた色になって隠れている。
カエルは息を潜め、見つかれば逃げる。
ヘビは生きるためにカエルを追いかける。
“みんな必死に生きている” のを生き生きと表現している絵本です。
まとめ
人間は “食べる側” で “食べられる” ことはありません。
でも多くの “食べられる側” の動物たちは常に死が近くにあります。
日々の安全な暮らしに感謝するのも良し。日常には危険がつきものだと気を引き締めるのも良し。読み方は人によって違いますが魅力的な絵本です。
