この絵本のポイント
- いろいろな視点でモノを見る。
あらすじ
家のテーブルにりんごがありました。
“もしかしてこうかもしれない” “実は違うかもしれない” など、あれこれ考える男の子。
最後に、そのりんごをかじってみると‥。
考え方は偏っていないか?を伝える絵本
最初に読んだ時は衝撃でした。「おもしろいだけじゃなくて、考える楽しさや新しい絵本の形かも!」と思いました。
正直この絵本の読み方は人それぞれだと思います。あえて個人的な意見を言えば “考え方が偏っていないか?” を伝えたい絵本だと感じました。
りんごを “現実での出来事” の象徴だと考えると色々なモノが見えてきます。同じ出来事でも考え方で、良い出来事にも悪い出来事にも思える。
出来事は一つですが、どう考えるかは人それぞれです。本質を見極めるには出来事だけでなく背景や想いも考えなければいけないし、正解があるのか無いのかもわからない。
でも、考えて出した答えは決して間違ってはいないと思います。本当の間違いは考えない事だと思います。
そういう沢山の気付きを、おもしろおかしく伝えてくれる絵本です。
この絵本は大人にこそ読んでほしい。
テーブルにあるりんごを見た男の子があれこれ考えるだけの絵本ですが、これほど面白おかしく描かれていて子ども向けというより大人こそ読んでほしい一冊になっていると思います。
今の時代は特にSNSなどから情報を得る人が多いと思います。よく聞く話ではありますがSNSの仕組み上、偏った情報が表示されます。例えば俳優さんのニュースをよく見る人には俳優さんの情報を多く表示し、国際情勢をよく見る人には国際関係の情報が表示されると言います。そうすることで沢山見てもらうことに繋がり企業は広告収入を得て収益を上げているそうです。
慈善事業でない限り収益を得る仕組みを作るのは普通です。そうしないと企業が倒産して雇用が消失したり、生活ができないぐらいお金に困るからです。なのでこの仕組みを否定するつもりはありません。ただ偏った情報が表示されていることを理解していないと自分と違う考えの人を否定することに繋がりやすいので注意が必要です。
そういう偏ったモノの見方(みかた)をしていないかを問いかけているのがこの絵本です。それと同時にいろいろな見方を知り多面的に物事を見る力の必要性を伝えてくれています。
是非実際に読んでこの絵本の面白さと凄さを感じてください。
まとめ
色々な視点を持って考え続け、自分の答えを見つけられるように努力しなければと思わせてくれるステキな絵本です。
同じ作者さんです。



広い視野を得るには本で知識を得たり、旅行でその国の文化に触れたり、他業者の人と話をするのが良いと思います。
