あらすじ
一人の男の子が着替え中に服が脱げなくなりました。
男の子は “このままでいいや” と思いながらも脱ぐ努力をします。しかし、どうにもならなくなったところにお母さんが登場してパパッと脱がされ、お風呂に入ってパジャマを着るように言われます。
しかしパジャマを着る途中で次は服が着れなくなり一ページ目と同じ状態になってお話は終わります。
言葉がないからこそおもしろさが伝わる。(笑)
この絵本で一番おもしろいのは、男の子がどうにもならなくなったところにお母さんが登場するページです!
セリフは無いのですが絵だけで充分。
否、言葉は不要なのです!絵を見ただけで全てわかります!と言いたくなるページです。
また終わり方も最高で、最初のページと終わりのページが、ほとんど同じ状況なのです。まるでループしているように思わせる仕掛けに脱帽です。
伝え方は言葉だけじゃない。
言葉は便利です。伝えたい物や気持ちなどを言葉一つで正確に伝えることができます。言葉があるからこそ自分の思いを相手に伝えることができたり相手の思いを理解できます。もし共通の言葉がなかった場合コミュニケーションをとることも難しくなります。
わかりやすい例で言えば日本人が外国語を聞いても理解できないのと同じです。その言葉を聞いてお互いに同じ物をイメージしないと会話は成り立ちません。
しかし言葉がなくても行動や雰囲気で伝わるモノもあります。笑顔で挨拶をすれば少なくとも敵意はないと思いますし、何かを手伝ってくれたら悪い人ではないと思います。(もちろん悪い人がそういうのを狙って意図的にしている可能性も否定できませんが‥。)
こういう言葉以外で伝わるモノもとても大事で、時には言葉よりも雄弁(ゆうべん)に語ってくれることもあります。言葉だけに頼らずいろいろな伝え方ができるとより良い関係が築けると思います。
まとめ
本当におもしろいモノに言葉はいらないのかもしれないと思わせてくれる。そんな破壊力を持つおもしろい絵本です。
同じ作者さんです。






